【修羅場】旅行先のパチ屋で友人がカツアゲされた話

リーマンの俺は毎年、夏休みを利用して
学生時代の友達とプチ旅打ちに行くのが恒例となっている。
今年は2泊3日、栃木県某市に決定。
まあ、旅打ちって言ってもゴルフやってパチ屋でハイエナして
勝った金で夜遊びして、また翌日ゴルフ・・と言った
なんともオヤジ臭い旅行なのだが・・(現在29歳)。
そんな俺らが遭遇したちょっとした修羅場を紹介します。
初日、俺らは適当な優良っぽい店に入り、各々美味しそうな
ハイエナ台に着席し、勝負を開始した。
美味しそうといってもそう都合良く期待値プラスの台が空いている
はずもなく、実際は適当にやりたい台に座っただけの話だが・・。
程なく吉宗を選んだ友人がBIGを引き、それが4連し、その後も
天国ループを抜けない様子だ。他の2人はどちらも番長で青7を炸裂させ
2箱目も満タンになろうかという勢い。俺はというと、仕方なく
座った微妙な北斗で投資こそ少ないものの下皿モミモミ状態で苦戦していた。
「こりゃ、厳しいな」って思いながらも4人一緒に宿へ行かなければ
ならない都合上、相変わらず出している他の3人をチラチラ確認しながら
スロープレーで時間を潰していた。
友人達は次々とコインをジェットカウンターに流し始めた。
俺は最後に引いたBBが思いの外連ちゃんし、
「このBBが終わったらすぐ止めるからちょい待って」ってな
感じで5連目を消化していた。友人達は通路脇のベンチで
今日はどこで遊ぶか談笑中のようだ。12連のBBが終わり
待たせていた友人達と共に換金所へ向かった。換金を済ませたあと
友人の一人が「トイレに行くから駐車場で待ってて」ってな具合で
そいつと一時別れ、3人で車へ向かう事になる。
その後、トイレ友人が地元のヤンキーにカツアゲされるんだけど、
続けてもいい?
車のエンジンをかけ、トイレに行っている友人(以下A)
を待っていると今にも泣きそうな友人が俺らの元へ・・
(情けない友人だが、本当に泣きそうな顔だった)
俺ら「どうした?パンツにウンコでもついたかw」
A 「いや、なんか地元のヤンキーみたいのに金取られた・・」
俺ら「ちょっ、バカ、おまえ、なんで俺ら呼ばないんだよ!」
A 「5人に囲まれて身動き取れなかった・・」
俺ら「それで素直に渡しちまったのか?なにやってんだよ!?
で、そいつらは?」
A 「車の方に向かって歩いていったよ。」
俺ら「どんな??(俺ら出撃態勢に入る)」
A 「白いエスティマ、アンテナのところに黄色いカラーボールみたいのが
付いてた・・でも止めた方が良いよ・・
あいつら本物っぽいナイフ持ってたし。」
俺ら「マジかよ・・(ナイフという言葉にビビるいい大人3人)」
そんな時、パチ屋の駐車場から出ようとしているエスティマがAの視線に入った。
A 「あ!あの車だ。」
こんな具合に尾行を開始した。この時点で相手には俺らの車は
把握されていないし、俺ら3人の顔も知られていないので
割と気持ちには余裕があった。Aにはスモークが貼られた後部座席に座らせ
信号待ちの際、横に並んで相手の車には1人しか乗っていないことを確認した。
ここで警察に連絡することを検討したが、証拠がないので微妙だろ?
ってことになり相手の家まで尾行することにした。
10分ほどで相手の車はある家の車庫に入った。
俺らは「親に言いつける作戦」を思いつき、実行することにした。
男4人が集まって弱気な決断だと思うかも知れないが、
30を前にした家族持ちのリーマンなんてこんなもんだろう。
俺らは金を取り返すことが最優先だったわけで、
一番確実な方法をとったつもりだった。この時点で時間は夜10時30分。
ピンポーン(インターホンにて)
母親「・・はい。どちらさま?」
息子さんのことでお話があるのですが。」
母親「はい?ちょっと意味が分からないのですが・・」
俺ら「いや、実はここにいる友人が息子さんにお金を取られたらしくて・・
それを返してもらおうかと思って、息子さんの車を追って
ここまで来たんですが。」
ここまで話すとしばらくして玄関が開く。
玄関先には人の良さそうな母親と太ったヤクザちっくな父親がいた。
俺ら「どうもすみません。簡潔に言います。
カツアゲされたお金を全額返して下さい。
私どもは旅行で来ているのでこんな事で無駄な労力を
使いたくありません。お金を返して頂ければ警察へも行きませんし、
ここだけの話にしておきます。いかがでしょうか。」
俺ら「(ヤクザちっくな父親にビビりながらも)んー、
これと言った証拠はありません。
とりあえず息子さんを呼んできてもらえませんか?」
母親「息子はもう寝てます。」
俺ら「5分前に帰ってきたばかりなのに?」
(この時点でなんかおかしな感じになっていく)
証拠は何もなかったが、息子の特徴、息子が5人とツルんでいたこと、
ナイフで脅されたこと、俺らが4人ともまっとうな社会人であること
などを話したらどうやら信用してくれたみたいだった。
証拠も無いのに息子の罪を認めるからおかしいと思ったが、
母親に聞くところによるとどうやらカツアゲ・傷害は常習らしく
何度か警察にも厄介になっているらしい。
それで納得して頂けないでしょうか。」
A「いや、それでもいいんですが息子さん2階にいるんでしょう?
呼んできて財布の中からそっくりそのまま返してくれればいいんですよ?」
母親「まあ、そうなんですが、夜も遅いですし、
息子には私どもからよく言っておきますので・・」
俺ら「夜遅いのは理由にならないですよ。
息子さんを守りたいのは分かりますが、
少し過保護すぎませんか?こういう時に戒めないと直りませんよ?
今までもそうやってご両親が中途半端な解決をして来たのと違いますか?」
お支払いします。おいくらですか?」
(後でみんなで話したことだがこの時点で、この親には何を言ってもダメだ、と全員が思った)
A 「・・9万です」
父親「それではこれで・・」と言って15万くらい差し出す父親
A 「これじゃあどっちが被害者か分からなくなります。
9万きっかりでいいです。それと、お金返してもらって言うのも
なんですが、あなた方ご両親の対応にはがっかりです。」
とまあ、こんな具合に事は済み、結局強引に渡された11万を受け取り、
後味悪くもお金が戻ったことに納得し、その日は浮いた2万で食事をし、
終了した。 次ラス2
当然というかやっぱりというか翌日も例のヤンキーがいた。
ヤンキーは俺とAの打っている隣に座り、
ヤンキー「昨日金取られた店にまた来るとは度胸あるねぇ。
またやられるとか考えないわけ?頭わるいんじゃね?」
A 「またやっても構わないよ。昨日みたくご両親に返してもらうから。
おまえの親はおまえのケツ拭くために15万払ってくれたぜ?
(実際に受け取ったのは11万だが、ウソではない)
こっちは儲かってんだ。ぜんぜんOKだよ。で、今日はいくら欲しいんだ?○○君(←表札みたから名前知ってる)」
ヤンキー「テ、テメー!!ウチの親から*?##”&%!”””$”#!!!!!!
汚ねえまねしやがってぇ!!!」
俺「1人相手に5人がかりでしかもナイフまで使ったおまえらは汚くないのか?」
ここまで言うとヤンキーはイスを何個も蹴っ飛ばしながら店を出て行ったとさ。
お わ り
んー、でもかなりガタイの良い
強面のオヤジさんだったんですよ。
んで、ヤンキー(息子)はヒョロっこい奴で。
答えは違うところにあるような気がします。
すこし名が売れたチンピラなんだろうな
刑務所入るよりか、示談できればその方がいいもんね。
リアルな数字の嘘つく。
上乗せされたら、もちろんご好意と見なし、ごっそり頂く。
所詮パチ屋に出入りしてる人間なんだし
今更人間性を問われてもって事で。
Aもそれを考えたらしいんだが、
親のあやしい対応に少し躊躇してしまったらしい。
息子に確認もしてないのに見ず知らずの人間に
ヒョイっと金を払う態度になんか裏がありそうというか・・
100万って言ったら100万出してきそうな勢いがあったから
逆に・・ねえ。
引用元: バチ屋で体験した修羅場を語れPart54
http://log.2ch.net/test/read.cgi/slot/1123435224/
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